オンライン英会話1年経っても話せない!ビジネス英語を伸ばすには何がおススメ?

英会話

最近友人知人からよく聞く質問に「英会話(オンラインでもオフラインでも)を習って1年以上経つのに、全然話せるようにならない!」「オンライン英会話ってどれがお勧めなの?」という声 質問してきた人達はこれから駐在に行く人、仕事でビジネス英会話が必要な人、ある日突然アメリカ人とのチームに入れられて焦っている人、今すぐ仕事では必要ないけれど、いつか海外に暮らしたい、という人。

状況は様々ですが、みな「現地で(もしくは現地の人と)実際に英語で生活(仕事)したい」という目的がある人。

つまり、試験のスコアだけ上がれば満足、ではなく、「英語で」何か(商談やビジネスなり、学位取得、ネイティブの友人作りなど)を達成することが目的、なんなら「ネイティブの同僚や友人と1対1でランチに行って、楽しく話が盛り上がりたい!」くらいの想いを持っている人達です。

このゴールを目指す人達向けに、今日は「オンライン英会話を何年やっても話せるようにならない理由」とおすすめの学習方法、について書いていきますね

英会話を学ぶ99%の人が目を背ける真実ー1年たっても話せない理由①+1000時間

まず、一番最初に知ってほしいのは、一体どれくらいの時間をかけたら、ビジネスレベルで使える英語力がつくようになるのか?ということ。

一般的に英語未学習の日本人がビジネスで商談、プレゼンも含めスムーズに英語で仕事ができるまでの英語力を身につけるには、「3000時間」が必要、とされています。

これはもともと、米国国務省の外務省(FSI=The Foreign Service Institute of the US Department of State )が英語ネイティブスピーカーが日本語やその他の言語を、主にスピーキングとリーディングを習得するのにどれくらいの時間を要するのか、ということで公表した数字です。

これが日本人が英語を習得するのに要する時間に一番近いのではないか、と考えられています。

3000時間、と言うと気が遠くなるような数字ですが、これは「未学習」の人がゼロから始めた場合の数字。

通常の日本で育った大人であれば、ほとんどの方が中学、高校の6年間の英語教育で約2000時間ほど英語学習をすでにしています。

つまり、大人が「話せるようになる」ためにはあと追加の「1000時間」を目指せばよい、ということです!

では、この1000時間がどれくらいの量なのでしょうか?

  • 毎日3時間×1年間
  • 一日30分×毎日(365日)で5年半。。
  • 一週間に一度60分のレッスンだと、20年間。。。。

「一週間に1度、60分のレッスンで20年間!!!」ですよ!!!

ここ、非常に重要なポイントです。

多くの日本人は「英会話やっている。習っている」という人は週に1回60分(もしくはそれ以下)のケースが多いです。

そして、開始1~2年で、あまり変化がない、と焦るのですが、上記の数字をみれば、なにもおかしいことはなく、当たり前なのです。

なぜならその人はまだ20分の1年を過ごしたばかり、なのですから。。。。

英語を仕事で支障なく使える力をつけたい、と願うなら、週に1度のレッスンでは、たどり着かない、と悟りましょう。

ゴールが明確ならば、あとは、どうやったら、目的期間内に話せる力がつくように、人生をスケジュールしていくか、だけです。

私の友人にアメリカ留学中は日本人の友人とばかり過ごし、帰国後あまりに話せない、という事実にショックを受け、日本で働きながら、毎日2-3時間スピーキング学習を続け、3年後にペラペラになった人がいます。

やり方を間違えず、必要な時間さえかければ、英語力は必ず身に付きます。

まずは、いつまでにどうなっていたいのか?
その目的の期日までに1000時間を達成するにはどうスケジュールを割り振ればいいのか、是非計算してみてください。

近いうちに仕事で英語を使いたい!という方は間違っても「週に1度、60分のレッスン」だけで終わらすような英語学習はやめましょう!

オンライン英会話ってどれがおすすめ?1年たっても話せない理由②繰り返し不足

「オンライン英会話って、どれがおススメですか?」とよく聞かれるのですが、正直、それほど大きな違いを感じられず、それよりも「どういうふうに使っていますか?」と問いたい。

日本で育った人ならば、多くの人が中高の6年間の英語教育を受け、単語や文法をある程度大人になるまでに知っています。

でも、「知っている」にも拘わらず、いざネイティブを目の前にすると、とっさに「口から英語がすぐには出てこない」のです。

あとから振り返り、言いたかったことを英語にしてみたら、簡単な中学1年生の知識でできた英文だった、なんて経験はないでしょうか?

「話せない!」と言う多くの人が「単語や表現を知らない」から困っている、のではなく、」「既に知っている知識を実践で使えない」から困っているのです!

これを解決する最も効果的な方法が「同じ文を完璧に暗唱するまで繰り返す!」ということこの「暗唱するまで」というところがポイントで、1回~5回の音読、シャドーイングでは実践で話せるレベルにはなりません。

つまり、最低同じ文を数十回繰り返す必要がある、ということです。

 

これ、聞いて理解するのは、簡単、実践することも簡単なはずですが、99パーセントの英語学習者はやっていません。

おそらく、単調な作業なので、一つの文をそれだけ練習して「ペラペラになれるのだろうか?」という疑問が浮かび、それよりも目新しい多くの表現を一度に学ぶ方が「たくさん学んで進んでいる感じ」がして、安心するし、面白いのでしょう。

それが起こっているのが、まさに今のオンライン英会話のレッスンなのです。

私は自分自身の勉強のため、生徒さんにおすすめするため、にも数多くのオンライン英会話レッスンを受講しました。

テキストを使用したレッスンでは、先生の説明が多く、新しい表現を知るのは興味深いのですが、あっという間に25分がたち、その1回のレッスンで出てきた表現、フレーズがスラスラ口から出るようになる、というところまでは、全然いかないにもかかわらず、次回のレッスンでは新しいページのレッスンが始まり、永遠と「なんか聞いたことあるかも」程度の浅い習得のまま、次々と新しいトピックに移りつづけ、何一つたいして話せるようにまではならないまま、なんとなく内容に触れて、分かった気になって、終わる、ということが起こっていました。

これでは、いつまでたっても「話す力」はつきません。話せるようになるために大事なのは「浅く、広く」ではなく、「狭く、深く」の学習なのです!

「秒」で口から英語を出せるようになるために不可欠なのは、「同じ文を何十回、も大量練習すること!」です。

たった5フレーズを「秒で口から出せる」状態にしたら、シドニー国際空港のワイン販売で売り上げ業績トップになった!?

私がオーストラリアの大学院に留学していたときの話です。夏休みは留学生もフルタイムで働けるため、シドニー国際空港のワイン売り場でオーストラリア産のワインを販売していました。

 

それまでワインの知識なんて何もなかったのですが、年配の料理好きでワイン好きのおじいちゃん同僚がいろんな本を紹介してくれたり、いつも楽しそうにどんな料理とマッチするか、しょっちゅう話していて、どんどんワインへの興味が増しました。

一人でワイナリーツアーまで行ったり、ラベルについてるワインの味を表す英語bitter , chocolate, berry , cigar, crisp, などをテイスティングしながら覚えていき、しょっちゅう通過するカンタス航空のCAさんがリピート買いしにきてくれるようにまでなりました。

売上も好調!1本買ってくださるお客様にはすかさず2本目、3本目もご提案(3本までしか持ち込めないので)、時間とともにどんどんスムーズになったかのように思えたある日、、、

そんなある日を境に、一気に客層が変わりました。

いままで、オーストラリアやニュージーランド人のお客様が多かったのに、急激に中国人のお客様が増え始めたのです。

そう、時期はチャイニーズニューイヤーだったのです!

日に日に多くなり、あっという間に8割が中国人のお客様、しかも、そのほとんどが「英語が通じない!!!」私は英語と日本語しかしゃべれないお客様は中国語しか話さないこれは、、、、、、、これは、、、、、

売り上げを上げるためには、私が中国語を話すしかない!と、はやばやと悟り、早速その日の夜シェアメイトだった台湾人の友人に中国語を特訓してもらいました。

教えてもらったのは「超絶簡単な中国語5フレーズ」

1「新年おめでとう~!!」

2「赤ワイン、白ワイン、スパークリングワイン」

3「〇〇年の歴史ある会社のワインだよ」

4「〇本買うと10%割引するよ!」

5「〇〇好きにはこれがおすすめ!」

というこの短いごくごくシンプルな5フレーズをひたすら使いまわし、相手の反応に合わせてこの5枚のカードの出し方の順番を入れ替え、ひたすら、反応をみては次のカードを出す、を繰り返していたら、、、

どんどんワインが売れ出し、、たくさん売れた、ということで社長からボーナスとご褒美ディナーもプレゼントしていただきました。

この時思ったのは、「言語は完璧じゃなくてもいい!秒で口からでる単純な表現だけでも使いまわせれば物は売れる!」ということ。

それまで単語一つさえ知らなかった一夜づけの中国語5フレーズでも、「秒で口から出せる」だけで、まわせる仕事があるのですから、中高の6年学習した英語の知識が「秒で口から出る」状態になったらすごいことですよね?!

「知っているだけの知識」と「秒で口から出せる知識」の間にはあなたの想像を軽く超える雲泥の差があるのです!

オンライン英会話学んでいるのに1年たっても話せない理由③「あなた」が話している時間は何分?

上記の中国語の話ですが、この5フレーズを覚えるのにしたこと、は
・シェアメイトに発音してもらったのを携帯に録音→繰り返し聞いてリピートする(発音めちゃくちゃ大事!なので)たったこれだけ!!

これを1日練習して、あとはひたすら実践しました。

「実践」の場があるのはありがたいこと!

特に接客フレーズだったので、新しいお客様が来るたびに一日に何度も繰り返しますなので、あっと言う間に身についていきました。

この、「繰り返し」と「自分が話す時間」が確実に確保されることがスピーキングアップの大きなポイント!

 

ですが、残念ながら、ここが大半のオンライン英会話では得にくい状況になっているのですまず、何よりも「自分が話す時間」を確保したい、のですが、25分のレッスン時間中、「自己紹介」から初めてしまうと、あっという間にそれだけで5分~10分なくなります。

自己紹介をなんとか省略してもらっても、テキストを使うとなると、先生の説明が長くなります。

フリーカンバセイションにしても少しでも言葉に詰まったり、考えたりしていると、優しい先生達は待たずにどんどん合いの手をいれてくれ、気が付くと自分はYesしか言ってないような状況に。。。

挙句の果てには先生の最近の話になり、気づけば完全にリスニングの時間、になっていたり、、、

スピーキングをアップするには「自分が話す、アウトプットする時間」が不可欠なのに!なのにも拘わらず、スピーキングの授業をとっても、25分のレッスン中、自分が話した時間は合計5分!とか、ものすごくよくあるケースなのです。

これでは、毎日レッスンをしていても、毎日30分×5日=2時間30毎週学習しているようで、実際は1週間に25分の学習と同じことになってしまっているのです。

「話す力」を確実に積み上げる学習方法が、ほとんどのレッスンではレッスン時間25分中、ちょっと気をゆるんでいると、20近く先生が話し、自分の話している時間はレッスン中合計たったの5分!なんてことが起こっていました。

これでは、いつまでたっても、せっかくマンツーマンで英会話レッスンをとっていても!!なりたい姿には近づけません!

即戦力をつける!正しいオンライン英会話の使い方

では、どうしたら「オンライン英会話」を最大限に活用してビジネス英会話力をつけていけるのでしょうか?

ポイントは

①レッスン25分間中、「あなた」が話す時間を半分以上確保すること!

そのためには

・自己紹介不要、と最初に書いておく。(もしくは口頭で伝える)

②フリーカンバセーションではなく、テキストを使用した会話レッスンでもなく、「ディスカッション」を選ぶ

人は自分が「いいたいこと」を「言えなかった!」時、悔しい!どう言えば良かったんだろう。。?これを伝えたいのに!!というような感情が動きます。この感情が動いたときが一番英語を身に着けるチャンス!

物凄く悔しい想いをして、言えなかった表現を後で知ったとき、ものすごく嬉しいことやかっこいい一言を言われて、感動して涙が出そうになるとき、そんな感情と絡み合ったフレーズ、単語、文法は強い記憶となって脳内にやきつけられます。

逆にいうと、どこかの誰かが勝手に考えて書いた、自分のリアルな生活の中では使うことが想像できないような文が載っているテキストでは、同じ時間を費やしていても、内容が定着しません。

だからこそ、「自分の言いたいこと」を言うことが求められるディスカッション、相手の発言の内容に関して、自分が聞きたいことを聞く、ディスカッションは非常に効果的なのです。

受講を決めたオンライン英会話にディスカッションというレッスンスタイルがない場合は「最近のニュース」を教材に選び、「フリーカンバセーション」という枠内で「このニュースについてディスカッションしたいです」と最初に伝えておくと◎

事前に
・事前に単語を調べ、自分の意見を書いて用意しておく

・相手にする質問も用意しておく

これらを準備し、実践に臨んでみてください。

 

先生とディスカッション中に、言いたいけれど、出てこなかったフレーズ、は先生に教えてもらったものはノートにメモし、暗唱。わからないままのものは、レッスン後に辞書やネットで調べて、英作文し、それも暗唱

この復習をすることで、自分の英語力が少しずつ向上し、言いたいことが言えるようになっていきます。

是非試してみてください

まとめ

オンライン英会話を利用し、着実に「使える」ビジネス英会話力をつけるには、まず

1 目標時期までにどうやったら1000時間達成することができるのか、一日どれくらいの時間勉強するとたどり着くのか、計算する

2 新たに学んだフレーズ、文などは何十回も繰り返し音読し、暗唱する。とにかくひたすら、「秒」で口から出るようになるまで、「繰り返す」

3 英会話レッスン中の自分の「発言タイム」を多く確保する!

4 レッスンでは「ディスカッション」を選ぶ

5 ディスカッションの予習、復習は万全に!

以上!

せっかくのマンツーマンの機会、是非、受け身からの脱却をはかり、主体的にリードして少しでも多くの「身になる」時間を取りに行ってくださいね。応援しています!

 

 

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