高いスコアを出している人の英語学習に対する「感覚」を身につけた

もともと賢くて、勉強もたくさんこれまでにしてきた彼女⁡。

英語も嫌いじゃないし、海外旅行も英語圏だろうが英語圏じゃなかろうが、率先して行けるほどのコミュニケーション力があるタイプなので、その場の状況を想像して答えをだすことはできていたのですが、純粋なリスニング力、となると最初は苦戦。⁡

でも、「TOEICのスコアを大幅に上げる!」という目標設定にしてから、⁡これまで「なんとなく」で理解していたところを、徹底して「細部を一つ一つ取り上げて行く」ということを開始⁡。

⁡一つの段落くらいの分量の文章を、自分のものにしてもらうために、費やした時間もおそらく、彼女の想定の3倍、4倍の量だったと思うのですが、いつも素直に受け入れて、課題を練習しては提出⁡。

振り返れば、この期間は「私の中にある英語が使える人の英語学習に対する視点(考え方)」と彼女の中にある「英語学習とはこういうものである」という考え方のすり合わせ期間でした⁡。⁡

英語学習で重要、とよく言われている「音読」⁡

⁡例えば、これを「音読は重要です」と伝えたとしても、このたった7文字を見て(聞いて)、それを発言した人のそこに込められた本当の意味をどれくらいの精度で相手が受け取れるかというと、おそらく10%以下、なのでは?⁡

⁡⁡つまり、90%は、ひとこと説明されただけでは、同じところにたどりつけない!⁡

でも、高いスコアを出すためには、高いスコアを出している人の「英語学習」に対する感覚、がものすごく必要!⁡

なぜなら、その感覚、意識、視点があるかないか、で日々のとるべく1つ1つのアクションが違ってくるから⁡アクションが違えば、結果も違ってくるわけです。⁡

なので、私たちはひたすら、ここのギャップを埋めることを根気よくしていきました⁡。

⁡具体的には⁡

⁡具体的には
1. リスニングを上げるため、音のルールを徹底的に学習
「聞こえない」、の理由の大半は、繋がっている音、発音されていない音、に反応できないから。
レッスン中、その場で気づき、それまでの音の思い込みを外し、新たなリアルな音をその場でインストールしてもらった。

2. イメージ出来ていない部分を徹底的に掘り下げた
その1文がなぜ、ピンとこないのか、の理由は人それぞれで様々。
単語なのか、文法なのか、音声なのか、文化的背景が読む込めていないからなのか、
単語も文法もわかっていても、違う内容を想像してしまうその真の理由は何なのか、を徹底的に一つずつ分析した

⁡3 一つの英文の中にある、3-4単語の塊を意識して、自在に扱えるようになる訓練をした
これができれば、英作文(=スピーキング)もパズルを組み立てるかのように、楽に作れる
(英文をゼロから組み立てる必要なし!!2,3のパーツを組み立てるだけでらくらく完成!)
=楽に聞き取れる、楽に話せる、楽に読める、書ける、に繋がる

4. スクリプトを見て、理解できる、意味がわかった、という段階から、
既存の知識を口から「秒」で出す!、ことができるようになる、トレーニングを徹底した!

⁡⁡特に練習をビデオに動画撮影して、送って、私からのフィードバックを得て、また撮り直して提出、のサイクルは彼女も私も手応えを感じ、大変さ、よりもワクワクが強まってきていました。

そうしてしばらく続けたある日、レッスン中に、彼女が、自分の現在地を客観的に見れた、気づきを得た、瞬間がありました⁡。

自分の現在地を知る、って、よっぽどいい現在地にいない限り、テンション上がるものではないよね⁡。

でも、あるとき、これまで伝えてきた感覚が養われ、自分自身を正確に見据えられた結果、一時的に落ち込み、、、、、。⁡

その日を境に⁡それまでの彼女からしたら、「苦手」で「できれば避けたい」ようなことに、手を付け始めたのです⁡。

自分自身と真剣に向き合い始めたんです!!!!!⁡

もっと他に効率がよくて、自分自身にとってしんどくないやり方を探し続けることだってできた⁡けど、それはせず⁡正面から、自分と向き合い始め⁡小さな、でも確かな一歩一歩を歩み始めたんです!!!⁡

この時の変化の感動っていったら!!!!!!!!!!!⁡

⁡zoomの画面越しに彼女の様子をみながら、涙が。